egs5のお遊び日記

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egs5を使う上で役立ちそうなことを紹介しています!

egs5の線源形状の変化(面線源編)

 

本記事の紹介

本記事は、放射線輸送計算コードegs5の公式より配布されている『ucnaicgv』のシミュレーションにおいて、線源の形状を変化させ、デフォルトのペンシルビームから線源にする方法を紹介します。(egs5公式はこちら

手順

ucnaicgv.fのSTEP8のdo文内のSelect incident angleの下に

        call randomset(rnnow)
        xin = 6*(rnnow-0.5)
        call randomset(rnnow)
        yin = 6*(rnnow-0.5)

と入力します。call randomset(rnnow)はrnnowに0~1の値をランダムで格納するための呼び出しです。
ここでは6cm×6cmの正方形の面線源を定義してみました。

f:id:denkigakusei:20220109010448p:plain

 

実行結果1(CGVIEWの表示:maxpict=200、6cm×6cm)

面線源になっていることがわかります。

見やすいようにmaxpictを50から200に変更しています。

f:id:denkigakusei:20220109005835p:plain

f:id:denkigakusei:20220109005944p:plain

実行結果2(CGVIEWの表示:maxpict=200、6cm×1.5cm)

f:id:denkigakusei:20220109011217p:plain

f:id:denkigakusei:20220109011241p:plain