egs5の線源形状の変化(面線源編)
本記事の紹介
本記事は、放射線輸送計算コードegs5の公式より配布されている『ucnaicgv』のシミュレーションにおいて、線源の形状を変化させ、デフォルトのペンシルビームから面線源にする方法を紹介します。(egs5公式はこちら)
手順
ucnaicgv.fのSTEP8のdo文内のSelect incident angleの下に
call randomset(rnnow)
xin = 6*(rnnow-0.5)
call randomset(rnnow)
yin = 6*(rnnow-0.5)
と入力します。call randomset(rnnow)はrnnowに0~1の値をランダムで格納するための呼び出しです。
ここでは6cm×6cmの正方形の面線源を定義してみました。
実行結果1(CGVIEWの表示:maxpict=200、6cm×6cm)
面線源になっていることがわかります。
見やすいようにmaxpictを50から200に変更しています。
実行結果2(CGVIEWの表示:maxpict=200、6cm×1.5cm)